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「山道具 選び方、使い方」 高橋庄太郎 竢o版社 平成25年(2013) |
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「道具の話・15」にも登場した、高橋さんの筆による山道具の本を借りてきた。 |
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月刊誌「PEAKS」の人気連載、「マウンテンギア研究所」を一冊にまとめた本である。 |
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単行本化にあたって積雪期装備を省き、その代わりに最新の情報へ加筆・訂正している、とのこと。 |
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そんなわけなので、私が欲する「使い古した山道具を鑑賞する本」ではなく、紹介される道具は新品ばかりであった。 |
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でも、これが面白かったんですよ。 と言うか、とても参考になった。 |
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タイトル通り、選び方や使い方を豊富な写真付きで細かく解説しているので理解しやすく、また見ていても楽しい。 |
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ボリュームもたっぷりだ。 |
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これなら初心者にも、さらに私のように自己流で覚えてしまった人にも、参考になること間違いない。 |
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ただ、ヘッドライトについては一項を設けて詳細に解説してあるが、LEDランタンについては少し触れる程度。 |
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当然、キャンドルランタンの項などはなく、「ライター&マッチ」のコラム内にて「キャンドルの良さも見直したい」とあるだけだった。 |
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「ウルトラライトハイカー」 山と渓谷社 平成25年(2013) |
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「ウルトラライト3部作」とも言える本が、同時期に揃って出版されていた。 |
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その中の2冊、「ウルトラライトハイキング」、「ウルトラライトハイキングギア」は写真が少なく、あってもモノクロなのだが、 |
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この「〜ハイカー」だけは写真が豊富で、しかもカラーである。 そのせいか、お値段もやや高め。 |
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11人のハイカーが自分の道具をずらりと並べて紹介してくれているのだが、 |
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いずれも写真が小さく、さらに発色や画質も悪いので、「山道具鑑賞本」としてはかなり辛いものがある。 |
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各道具のメーカー名、商品名、重量が表になって掲載されているが、なぜか英語表記が多くて読みづらい。 |
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どうもこの3部作は、シリーズ全体に漂う雰囲気が気に入らない。 |
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アメリカ文化の紹介というか、アメリカ文化への憧れというか、アメリカの真似というか・・・。 |
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「アメリカの若者と同じ事をするのがカッコイイんだ」みたいな、時代遅れな卑屈さが滲み出ているように感じられて、 |
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なんだか気持ち悪かったなあ。 |
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